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 私と同じように、自宅から学校に通っているキャンパスの友達がいます。
お互いに自宅から通うのはつまらないから、一人暮らしをしたいという話はよくしていました。
親がいない世界で、羽を伸ばして生活をしたいしキャンパスを楽しみたいなんてよく話し合っていたんです。
「家出とか、しちゃうことはあるの?」
私は思わず彼女に聞いてしまったのでした。
「あるよ!もう随分前から家出なんかしょっちゅうやっちゃってるよ」
「私もしちゃうんだけど、行くところないから困っちゃうんだよね」
率直な感想を彼女に伝えてみたのですが、驚くべき発言が飛び出してきました。
「なんだ神様を探さないの?」
「神様?」
突然神様なんて言われて驚くばかり、それなにって感じでした。
まさか新興宗教とか何か?って感じだったのです。
「神待ちを知らないのかぁ、助けてくれる男の人を探すことができるからすごい便利よ。
ご飯も食べさせてもらえるし、ベッドを貸して貰うこともできるからぐっすり眠れるし、中には1ヵ月ぐらいお世話になっちゃうような女の子もいるみたいだけどね(笑)」
助けてくれる事この人を見つけられる、それ自体が初耳な事だったのです。
彼女は家出をする時、見知らぬ人に助けてもらって難をしのいでいると言ってきました。

「世の中広いから、家出中の女の子を助けたいって思っている人を見つけられるんだよね」
「それって無料なの?」
「だいたいエッチな事するけどね、なかにはしない人もいたりする」
大人の関係を条件として助けてもらうことができる、それも有りなのかなって気持ちになりました。
助けてくれる人をみつける事ができたが、気兼ねなく家出してきちゃうよなって、変なところで納得してしまっている自分がいたのです。
どのみち親は口うるさいから、確実に家出をしてしまうのです。
だから助けてくれる人がいたら、本当にいいなぁって思ってしまいました。